Project 01

Forest Pavilion

杉林の中に立つ、光と構造のための小さな建築

Overview

A Structure That Breathes With The Forest

フォレスト・パビリオンは、長野県の杉林の中に構想された実験的な小建築です。 既存の樹木を一本も伐採せず、地形の傾斜と木々の間隔をそのまま設計の起点とすることで、 建築でありながら森の一部であるような佇まいを目指しました。壁を極力減らし、 構造そのものが光と風を通す仕組みとすることで、四季を通じて表情を変える空間が生まれています。

杉林の梢から差し込む光がパビリオンの構造を照らす様子

Concept

Cedar, Light, and Integration

構造の主材には、現地で育った杉材を使用しています。柱と梁は伝統的な木組みの技術を応用しながら、 現代的な接合金物と組み合わせることで、細く軽やかなプロポーションを実現しました。 屋根には格子状の開口を設け、時間帯によって移り変わる木漏れ日を室内に取り込みます。 設計にあたっては、地面をできる限り掘り返さない基礎形式を選び、 将来的にパビリオンを解体した際にも森の状態が損なわれないよう配慮しました。

「森に建てる」のではなく「森と共に在る」という考え方が、このプロジェクトの核となる姿勢です。

有機的な曲線を持つ杉材の接合部ディテール

接合部のディテール — 手仕事による曲面加工

Location

長野県 / Nagano

Year

2026

Materials

杉材 Cedar, ガラス Glass